こんにちは、510です。父方の原戸籍により、曾祖父は婿養子だったということを知りました。今回は、父に話を聞いてみたおはなし。父の戸籍が届いた前回のおはなしはコチラ。
なんで婿養子？
おそらく、婿養子に入る位なので、そこそこ裕福な家だったんだろうなぁと思い、父に聞いてみました。
510「はじめて、ひいおじいちゃんが婿養子って知ったよ。もしかして、510家ってお金持ち？」
父「そうそう。510家は、あのあたり一帯では有名な油問屋。大金持ちだったらしいヨ。」
油問屋だって！？
初耳！！
510「油問屋かぁ。あ、そういえば、なぜか養女がいるよね。」
父「（戸籍をみながら）あー、この名前の子、聞いたことある。詳しい事情は知らないけど、急に親がいなくなってね、誰もひきとらないし、仕方ないから養女にしたんだって」
曾祖父、なんて、いい人！！ブラボー！
510「ってことは、やっぱりそこそこお金持ちだったんだね」
父「屋敷も大きかったみたいだヨ」
ふーんと、話をきいているうちに、ひとつ疑問が生まれる。
じゃあ、なんで今はお金持ちじゃないんだYO！！
510「なんで今は油問屋じゃないの？」
父「あー、子孫が放蕩息子でね。ろくに仕事もせず、酒・女・博打でやりたい放題で遊んでたらしいよ。で、お金を使い切って潰しちゃったらしいヨ。二代目・三代目で潰れるって、よくある話よね。アレ。」
あー、あるあ…ってちょっと待って！！
「それって、婿養子に入ったひいおじいちゃんの子ども（男４人兄弟）が潰したってことじゃ…」
油問屋で名を馳せたものの、跡継ぎのため婿養子をとったのはよいが、結局潰されてしまうという何とも悲しい現実…。シュール…。
婿養子選びは慎重に…（泣）
そういえば、四男の祖父は亡くなるまで遊び人でした。まぁ、兄達が好き勝手に遊んでいたのを目の当たりにしていたら、仕方ないのかもしれません。それにしても、よくおばあちゃん結婚したな…みたいな。（510が２歳くらいで亡くなったので、写真しか知らないのです）
ちなみに、祖父のことで苦労をした父は超がつくほど真面目人です。510は…モゴモゴ。
母曰く、父は中学の頃から働いて、父も弟も食べさせないといけなかったらしい。自分は大学には行きたくてもお金がないので行けず、弟には苦労をかけさせまいと一日中働いて、大学の費用を用意したらしいです。
母はよく、祖父の不満を漏らしていましたが、父は全く不満を口にせずでした。ただ、祖父の葬式でこっそり涙を流していたのを、子どもながらに覚えています。遊び人だとしても、大事な父親だったんだろうなぁと思います。
戸籍を調べていくと、家や血族について興味がわき、家族に話をきけば聞くほどおもしろいです。人間味を感じるというか。ぜひ、自分含め、家族について少しでも興味があれば戸籍を調べてみるのをおすすめします。
次は母方の戸籍のおはなしです。
