こんにちは、510です。今回は母方の家系のおはなしです。戦争反対!前回はこちら。
三男が太平洋戦争で戦死
原戸籍を見て、祖父が長男ということを知りました。3兄弟のようですが、アレ?次男がいない。おかしいなと思いつつ、三男の戸籍情報を読むと
「ニューギニア、ビアク島で戦死」
と記載…。
ギャーー!!
しかも、奥さんの戸籍を読んでいたら、
結婚→こども数か月で死亡→二人目産まれた後、夫(三男)戦争で死亡→未亡人
悲惨…。orz
まぁ、当時よくあることといえば、よくあることなんでしょうが、戦後生まれなゆとり世代としては、やはり衝撃的です。絶対病む。
でも、当時は精神病むとか言ってられない位、生活状況は悲惨で、生きていくだけでやっとだったんでしょうね。生きていただけですごいなと尊敬します。
ちなみに、母に聞いてみたところ、「戦死した弟がいたという話は、聞いたことあるけど、次男の話は聞いたことがない。兄弟は二人と思っていた」だそうです。
産まれてすぐ無くなったにしても、届け出をするだろうし、養子に出したとしても他の人達と同様に、戸籍にのっているだろうし…謎です。闇です。うーむ。
戦死の衝撃があまりにも強すぎて、太平洋戦争中のニューギニア、ビアク島の戦いをググってみました。どうやら、戦闘が非常に悲惨すぎて、
「ジャワは天国、ビルマは地獄、死んでも帰れぬニューギニア」
と言われていたようです。
Wikipediaとか色々見てみましたが、
ノーコメント。絶句。
かわいそうとか、そんな言葉や感情になりませんでした。ただ、絶句。しばらく、ボーっとして何も言葉がでませんでした。
教科書や映画で戦争を知るのと、身内の戸籍を見て知るというのは全然衝撃が違いました。
戦争は人生を変える災い
しばらくボーっとしていたのですが、意識が戻った後に、祖母の戸籍を見てみました。すると、祖母の旧姓と故郷が発覚。
祖母は、戦争で夫が戦死し、姑に子ども(男なので跡継ぎ)を置いて出ていけ!と追い出されたらしいです。辛い!
その後、故郷から関西へ一人出てきた所へ、出稼ぎをしていた祖父が一目ぼれ。そして、祖父は長男なので実家に呼ばれ、父の故郷へ移ったらしいです。
その後、7人子どもができ、その内2人(女子)は早く亡くなっていたりするので、なかなか波乱万丈な人生だったと思います。母は末っ子で、唯一の女子だったからか、母だけに戦後追い出され、実は子どもがいたという話をしていたらしいです。
家系図を作ってみて
元々は、家系図を作ることで、どの時代にどんな名前のご先祖さんがいたのかなぁという気持ちだけでした。これだけでもワクワクはしたのですが、実際は戸籍を取り寄せて読むのが一番ドラマチックというか、刺激的で楽しかったです。今の戸籍は、機械的な文字(読みやすいんだけどね)ですが、毛筆は時代を感じます。何か時代の重みを感じる。
ご先祖さんの名前も、時代で特徴があっておもしろかったです。お金に関する名前や戦争に負けない名前だったり。近年、キラキラネームとか言われますが、平和ってことで、似合っていればいいんじゃないみたいな。
昔、自分は何のために生まれたのかと思ったことがあります。今生きていることが、どれだけ運命的なのか…戸籍を遡ってみると感じます。ご先祖さんが、大変な時代を一生懸命生きていたのを知ると、なんてちっぽけな悩みなんだろうと思ったり。生を受けたから、自分は生まれた。それだけ。(そのまんま)でも、それがすごい。
また、ずっと繋がっているのを見ると、悪いことをしたらいけないなとか、道を踏み外しちゃいけないなと思います。
多分、実際に戸籍を集めてみないとわからないかもしれません。ただ、これだけは言えます。今すぐ、ご先祖さんの戸籍を集めてみよう!人生変わりますよ!!