障がい児

【発達障がい】ADHDや知的障がい児達との旅行(1)【おもいやり大事】

思いやり

こんにちは、510です。今回は、<ラクに旅行をする5つのポイント>の「①思いやりのあるメンバーで旅行へ行く」になります。楽しくラクに旅行をしたいですね。

思いやりのあるメンバーで旅行へ行く

思いやりのあるメンバーって?

思いやりのあるメンバーって誰?家族?と思った方がいるかもしれません。

思いやりのあるメンバー=障がいの理解があるメンバーです。ある程度、障がいの理解がないと、思いやることはできません。

配偶者、きょうだい児、親族、同僚、友人etc…人によると思います。

メンバーについて

旅行へ行くメンバー全員、障がいの理解がなければアウトです。理解がなければ、旅行中、周りに気を遣ってしまい疲労困憊するだけです。

配偶者の場合

配偶者は、絶対に障がいの理解がないといけません。理解がなければ、片方が大変な思いをします。旅行中ギスギスしてしまい、お互いに楽しくラクな旅行もできません。

例えば、普段の生活では母親が子どもの支援をし、父親は仕事が忙しく、障がいの理解が少ない場合。そんな状態で旅行へ行くと、父親は子どもへの接し方や心掛けることがわかりません。子どもの特性・事前のトラブル防止策や、トラブル発生時の対応がわからないので、子どもの支援が全て母親にかかります。そんな状態で家族旅行へ行くと、母親は子どもにも夫にも他人にも気を遣い、心身共にとても辛い思いをすることになります。

*障がいが重く、見守りや介助が必要な子どもを育てている家庭ほど、母親のフルタイム率が低く、就労の割合も一般よりかなり低い=専業主婦が多いです。(ちなみに、父親のフルタイム率は9割以上)そして、父親の40%が残業を減らしたいと思っているのに対し、母親の28%は逆に仕事を増やしたいと望んでいる。切ない…。

母親のストレスは夫婦間の喧嘩の原因になる恐れもありますし、ピリピリした雰囲気は子供に伝わり、子どものメンタルにも悪影響を及ぼします。父親もイライラするだけです。

ちなみに、協力的でない父親=自己中な父親ではなく、ただの知識不足だったりすることもあります。父親の81%は平日、育児や介護に携わる時間が1時間未満しかなかったという調査結果がある位で…。(参考:2010年5月7日 河北新報)

「夫は何もしてくれない!」ではなく、「何をすればいいのかわからない」かもしれません。普段から、夫婦で子どものことを話し合うようにしましょう。

もし、「俺は普段仕事をして疲れているんだ!」という父親の場合は、旅行よりも先に、関係を見直すことが先だと思います。母親の28%は仕事を増やしたいと望んでいるということは、どういうことかを考えてほしいですね。

きょうだい児の場合

きょうだい児=障がいのある子の兄弟姉妹です。
 
きょうだい児は、普段から親御さんに甘えられず寂しい思いをしていることが多いです。旅行中は、夫婦で役割分担をするなりして、配慮をしましょう。(日常生活でも大切ですが…、言うは易く行うは難しですね。)
旅行に行きたくないと言ってきた場合は、気持ちを汲み取ってあげましょう。
きっと、色んな複雑な思いがあると思います。「旅行に行きたいけど…面倒をみないといけないかも」「振り回されるかも」「色々我慢をしないといけないかも」「かまってもらえず、1人寂しい思いをするかも」など…。
その場合は、旅行よりもケアが必要かもしれません。
「行きたい!」と返事してくれた場合は、楽しくラクな旅行になるように、家族みんなでプランを練るとよいですね。
 

 ・親族、同僚、友人の場合

障がいについて事前に話しておきましょう。必ず何か手伝ってもらう機会があるからです。感謝をしつつ、みんなで楽しい思い出を作りましょう!